グラスヒュッテ オリジナル クラシック 1845 パワーリザーブ Ref.49-03-03-01-04 2002年 GLASHUTTE ORIGINAL 49-03-03-01-04 KLASSIK/CLASSIC 1845 POWER RESERVE SS Ca.2002

グラスヒュッテオリジナルはランゲアンドゾーネと同じ起源を持つ時計メーカーです。その起源は1845年にフェルディナント・アドルフ・ランゲが旧東ドイツのザクセン州グラスヒュッテに工房を作ったことに始まります。第二次世界大戦後の1948年に曾孫のウォルター・ランゲが旧西ドイツに亡命し、1951年に会社がグラスヒュッテ国営時計会社（GUB）によって統合され、1990年のドイツ統一後に民営化され区別されることになります。統一直後にゼロから再興したランゲアンドゾーネを考えると、グラスヒュッテオリジナルが組織として本流になり、当時のデザインを継承した新しいモデルを作っています。その後、1994年に製造する時計を「グラスヒュッテオリジナル」に変更し、2000年にスウォッチグループに参入しました。

こちらは2002年に販売された1845クラシックのモデルです。2000年前後の1845クラシックはグラスヒュッテの本流を感じる最盛期で、同じ時期の初期のジュルヌのような手仕事の良さを感じることができます。販売価格はゴールドで10500ドル、スチールで8600ドルで、同じようなセネタのスチールモデルの約2倍で販売されたところにもムーブメントへの自信が伺えます。

現在のグラスヒュッテの年間生産数は約1万で、約8千のランゲと比べると若干多い程度ですが、6万のパテックと比べるとグラスヒュッテとランゲを足しても大変少ないです。このクラシックパワーリザーブは全部で100個ほどしか製造してないそうです。100万円前半の価値のあるムーブメントが搭載されたスチールモデルはランゲと区別できるのも拘りのポイントです。こちらは未研磨の箱と保証書付きのお勧めの固体です。