オメガ スピードマスター プロフェッショナル 3590.50 [ST145.022] 4825番 OMEGA SPEEDMASTER PROFEESIONAL Ref.3590.50/ST145-022 SS Ca.1990 Ser.4825 NEVER POLISHED

1957年に誕生したスピードマスターはNASAの公式時計に採用されるなど「ムーンウォッチ」として数々の偉業を成し遂げてきたモデルで、現在でも大変人気のあるオメガの主力モデルです。スピードマスタープロフェッショナルは現行も含め4thモデルから基本デザインは変わらず、限定モデルのほとんどがプレミア価格となっています。

このRef.3590.50は第5世代のスピードマスターであるRef.145.022のリファレンスが変わったモデルで、リファレンス以外の差異はほとんどありません。後継モデルが誕生する1996年まで製造され、この個体は1990年に製造されました。ダイアルは大変綺麗な状態で、「SPEEDMASTER」の“R”が下がった、通称「ロングR/下がりR」と呼ばれる表記となっております。ヴィンテージらしい雰囲気が人気を高めるトリチウム夜光が、経年で綺麗なオレンジへ変貌し、現行品とは一線を画す魅力がなんとも言えません。ベゼルは色落ちもなく同年代の個体の中ではかなり綺麗です。

ブレスレットはスピードマスター用のブレスレットの中でも人気と希少性が高く海外では「聖杯」と呼ばれるRef.1450が装着されております。ラグ部分からクラスプにかけてコマが徐々に細くなるだけでなく、コマそのものが小さくなっていく形状となっており、通常のブレスレットと一線を画すほど快適なつけ心地をとなっております。ブレスレットだけで、スピードマスターの価格の半分の金額でないと購入できないとも言われています。

スピードマスターは現行やヴィンテージを問わず人気があるモデルであり、状態の良い個体は年々見かけなくなってきました。また、年々相場が上がっており限定モデルには大きなプレミアがついています。現行スピードマスターがコーアクシャル化したことから、ヴィンテージモデルの価値は今後も上がり続ける一方だと思います。ダイアルやベゼルといった外装状態の良さや、希少なブレスレットから、1本は持っておきたいスピードマスターの選択肢として大変お勧めします。