ロレックス エクスプローラー 34mm スーパープレシジョン ラッカー系ミラーダイアル Ref.5500 1963年 980番 トリチウム ROLEX EXPLORER SUPER PRECISION GALVANIC GILT BLACK DIAL Ref.5500 Sir.980 TRITIUM

エクスプローラー1は、ロレックスの特殊機能ウォッチとして1953年に登場しました。初期モデルのRef.6150からブラックダイアルに12時位置の逆三角形のアワーマーカー、3・6・9のアラビア数字のインデックスの基本デザインは現行にも引継がれています。シンプルでサイズ感の良いスポーツモデルとして日本を中心に人気があります。こちらはエアキングをベースにした34mmのRef.5500です。エアキングをベースにしているので、多くのリダンが出回り情報の少ない1990年代は手を出せませんでした。Ref.1016より希少で裏蓋にはRef.1002を使っています。

文字盤はメッキ系のミラーダイアルで、ラッカー系やニス系と違います。1990年代の日本にいた文字盤修復曰く、メッキをした後に薬剤でマスキングした文字の所の塗装を剥がして作るそうです。そうすることで文字盤の下地のゴールドレターが浮かび上がります。ミラーダイアルは経年劣化の質感により、ブラック、ブラウン、トロピカル、マーブル、スターダストと呼び方が変わりますが、こちらはメッキ系のミラーダイアルなのでマット化しています。夜光は当時のトリチウム硫化亜鉛で若干光ります。

ブレスレットは1964年製のリベットオイスターブレスレットで年代も合い、裏蓋を含めて他の年式も一致しています。全体的に雰囲気は良くケースの穴の位置もしっかりしています。34mmのプロフェッショナルモデルは珍しいのでお勧めの固体です。奥時計店で確認済みです。(文:Y)

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