ピアジェ 15918 グベナー パーペチュアルカレンダー ムーンフェイズ K18YG PIAGET GOUVERNEUR PERPETUAL CLANDER MOONPHASE Ref.15918 YG Ca.1990s

ピアジェは1874年にラ・コート・オ・フェで時計部品製造工場として誕生しました。その後、1960年代に時計制作の細かい技術を活かし、時計という限られたスペースに彫金し宝石を散りばめる宝飾時計という新しい分野を開拓しました。ピアジェは小さくて薄いムーブメントを自社で製造することができるからこそ、躊躇なく唯一無二のデザインの時計を作ることができる世界的にも限られたメーカーで、アーティーウォッチとしてサルバドールダリやアンディウォーホルに愛された芸術的な時計メーカーです。

1987年に誕生したグベナーはフランス語で知事や提督、支配者といった意味を持ちます。極薄ムーブメントや小型ムーブメントを製造する技術により自由度の高い大胆なデザインを可能としてきたピアジェですが、こちらはピアジェらしさを残しつつクラシックなデザインを意識して製造されました。古くから時計製造に力を入れてきたピアジェがクラシックウォッチの格式を重んじ、機械式時計の伝統の奥深さや、技術や工芸の粋を再認識させるかのように生み出したモデルです。

現在価格が上昇している1990年前後のブランパン、ヴァシュロンコンスタンタン、オーデマピゲなども同じようなモデルを出していますが、ピアジェの品質が一番高い気がします。Ref.15918は永久カレンダーとムーンフェイズを搭載したコンプリケーションモデルです。

3大複雑機構の一つである永久カレンダーは100年に1度しか調整を必要としない機構で、現在でも製造できるブランドはごく僅かしかなく永久カレンダー搭載のモデルは100万円単位の価格がつけられております。

複雑機構と自動巻きを搭載しながらケース径は僅か約33mm、厚さは約0.75cmと3針の手巻きのようなサイズです。カレンダーやムーンフェイズはケース側面のプッシュボタンにて調整が可能です。美しいツヤのある文字盤は劣化やクラックは見られず、ホワイトを基調にゴールドのインデックスや針が上品でクラシカルな仕上がりです。ケースは使用キズがありますが状態は良く、裏蓋の刻印もはっきりと残っております。オーバーホール済みのため安心してお使いいただける最高級のコンプリケーションモデルです。