オメガ スピードマスター 3rdモデル 105.003-64 OMEGA SPEEDMASTER THIRD MODEL Ref.105.003-64 SS Ca.1964 Ser.220 Ed White

1957年に誕生したスピードマスターはNASAの公式時計に採用されるなど「ムーンウォッチ」として数々の偉業を成し遂げてきたモデルで、現在でも大変人気のあるオメガの主力モデルです。スピードマスタープロフェッショナルは現行も含め4thモデルから基本デザインは変わらず、限定モデルのほとんどがプレミア価格となっています。

このRef. 105.003はスピードマスタープロフェッショナルの第３世代に当たるモデルで、アルファ針からバトン針へと変化し、リューズガードのない左右対称で38mmのケースが採用されております。また、NASAの公式テストに合格したスピードマスターはこの第３世代と言われており、当時製造されていたクロノグラフのトップに君臨するモデルです。搭載されているムーブメントは傑作クロノグラフとして名高いCal.321が搭載されております。今日ではオメガにより忠実に復刻され世界中から注目を集めているムーブメントです。

巻上げヒゲが採用されたテンプは安定して高い精度を維持し、クロノグラフの制御には当時高級と言われたコラムホイールが使用され、プッシュボタンは軽快かつ確実な動作となっております。文字盤は“PROFESSIONAL”がまだ表記されていないシンプルなデザインで、オメガロゴはアプライド仕様の旧タイプとなっております。夜光に腐食が見られますが旧ロゴと相まってヴィンテージらしい雰囲気を醸し出しております。ベゼルは2時側側面に打痕が見られますが、表面は目立つキズ等は見られず、程よく枯れた感じが何とも言えない雰囲気に仕上がっております。ブレスレットはヴィンテージスピードマスターの中でも人気と希少性の高いキャタピラブレスで、1961年?1966年まで製造されたRef.7912のフルコマです。Cal.321を搭載した旧タイプのスピードマスターは希少価値が高く、この個体のようにエッジがはっきりとしている状態の良い個体は年々少なくなっています。

オーバーホール済みで安心して使用できるお勧めの逸品です。