ロレックス オイスターパーペチュアルデイト Ref.1500 ゴールド 1966/1969年 212番 UAE国章 国防省 ROLEX OYSTER PERPETUAL DATE Ref.1500 SS GOLD DIAL Ca.1966/1969 Ser.212 UAE NATIONAL EMBLEM MOD

オイスターパーペチュアルは無垢の削りだしのケースにスクリューバックの裏蓋とねじ込み式のリュウズを備えた防水・防塵のオイスターケースにロレックスが発明した世界初の自動巻機構パーペチュアルを搭載したモデルです。Ref.1500は同年代のロレックスの中でも人気のあるモデルで、カレンダーが付きの自動巻で、シンプルで飽きのこないデザインが特徴です。ムーブメントは精度と耐久性のバランスが取れた自動巻の名機Cal.1570を搭載しています。

こちらは1973年から2008年まで採用された旧UAE国章が入ったモデルです。ロレックスは売上を伸ばすためにプロモーションとして1950年代から文字盤に企業や政府のロゴのプリントをしており、特にUAEはロレックスと関係が深く、今でもロゴを文字盤以外にプリントできます。国章の下にはドバイの首長でUAE国防大臣の名前が書いてあります。他には防衛省と書いてある個体もあります。感覚的に軍の紋章より国章のモデルの方が少ないと思います。

今回ご紹介する時計は文字盤にUAE国章が印刷されたもので防衛省と書いてあります。通常シャンパン文字盤ですとベゼル、３列のオイスターブレスの中央列はコンビにしたくなりますがオールスチール仕様です。ロレックス社はこのように特に中東の紋章、国章、企業のロゴ（ドミノピザ、コカコーラなどが有名）を積極的にプリントしていたようです。Ref1500は比較的長い間作られていました。ブレスレットの変遷を見ると、1960年代のリベットブレス（No.7205）、1970年代の巻込みブレス（No.7835）、1976年からオイスターブレス（No.78350）になります。今回ご紹介のオイスターブレスはNo。78350のA番なので1976年と推測されます。ケースの製造年が1966年なのは、弊社の1966年と1977年の組合せのUAE軍紋章文字盤と同じで、ロレックスの商業的な都合で、注文時に過去のパーツを使って組立られたからだと思います。ブレスレットのクラスプコードは1976年なので、1976年に納品された個体だと思います。ロレックスの楽しいところでもあります。インパクトのある文字盤、違いの分かるお客様におススメの一本です。(文:F 編集:Y)

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